【2023】沖縄銀行カレンダー
2008年頃に私が描いた「琉球王国あけもどろ図」が、現在配布中の沖銀さんのカレンダー図案に採用されています。
すごーい!!
ポスター型のカレンダーなので、細かい文字や描写も見えるし、迫力があります。
年末年始、沖縄銀行さん店頭で無料配布しているそうです。
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私にとっては思い入れある懐かしい作品ですが、このような形でまた県民の方の目に触れられるのは嬉しい限り。
ここに描いたのは、誰も見たことがない600年近く前の首里の風景。
参考になる絵図などはほとんどなかったので、古地図や資料を頭に詰め込んで、現地を歩き回ることから制作をスタートしました。
首里の街を歩きながら、脳内ARで600年前の風景がなんとなく想像できるようになったころに、中山門(明治時代まで残っていた、守礼門と対になる首里の第一の門)を中心に描く絵の構図が自然と浮かんできたのを覚えています。
だからこの絵は、ある程度時代考証をした上で描いた私のイメージ画に過ぎないのですが、
半分は自分の意思で、半分は場所から受け取ったイメージに描かされたような気がどうしてもしてしまう。
(もちろん今見返すと描き直したいところも多々…画力的にも考証的にも😅)
制作から14年後に再びスポットライトを当ててくれた沖銀さん、本当にありがとうございます😊
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でも実はここに写っているのは絵の全体の3分の1なんです。
全体はこちらのサイトで見られますので、ぜひ見てほしいです。